【051230】空とキオクの彼方
失われし過去のキオク
何の変哲も無い町。
決して波乱に満ちたものではなく、今も、これからも変わることの無い平穏な生活
それは、望んだものでも、与えられたものでもなかった。
数近青晴(カズチカアオハル)はその町に住み、今年から私立本塚学園に通う新一年生。
彼には幼少期の記憶がない。なくなった理由も知らない。
ただその部分だけ、修正液で塗りつぶされたかのように完全に欠如していた。
しかし、『彼女』の存在が彼の日常を変えていく。
変えられることの無かった、幼き日の思い出。
二人の周りで変化して行くこれまでの日常。
いくつもの思いと、いくつもの想い。
導かれた物語たちが、紡ぎだそうとする答え。
いつの間にかそれは、ゆっくりと、しかしはっきりと動き出していた。
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ValineLivere