・1986年12月日 PC-88用 FD版
・1987年
月**日 FM-7用 5インチFD版 3.5インチFD版
・2002年08月01日 DL販売開始 【Project EGG】

80年代中頃の和風ホラーアドベンチャー。ホラーを題材にしたアダルトゲームとしては、おそらく最古の作品である。

主人公の女子高生「まりこ」は、男女6人で山村を旅行中、祠に祀られていた美しい櫛を手に入れる。ところが、その日から悪夢にさいなまれるようになり、友人達は夢の中とそっくりの無惨な姿で次々に変死を遂げていく。櫛のせいだと気付いたまりこは、川に投げ捨てるが・・・?

システムはコマンド選択式と入力式の併用で、基本的には右上のコマンド一覧の中から総当りだが、適したコマンドが無い時、特に重要な場面では「アケル」「ステル」といった具合に直接入力で切り抜けるという、当時のADVの高い難易度を確保した作りになっていた。

シナリオは現代風の若者達が、櫛にまつわる呪いを引き起こしてしまい、古い伝承を紐解いていく一本道の怪奇ストーリーである。

ビジュアルは陵辱シーンやグロテスクな惨殺シーンが含まれており、本格的なホラー路線を狙ったものになっていた。また、漫画風にコマ割りしてあり、人物の躍動感や複数の情景を同時に伝える手法が取られているのも特徴的である。

それまでのアダルトゲームでも血しぶきや惨殺など、ショッキングな映像表現が用いられる事があったが、怪奇物のホラー要素をメインに扱った作品は初ではないだろうか。内容は展開がせっかちな印象だが、当時のアダルトゲームの中では筋書きがしっかりしている方である。ホラーとアダルトゲームの相性は良いらしく、その後も目立たないながら、一定の人気を獲得したジャンルとなっている。


蓝奏云