君との歳の差は、1オクターブ。
響きあえるのか、とても不安だったんだ・・・・。
懐かしい潮風が吹いた晩、君の弾くオルガンの音色は月光に反射した。 そうして、離れた指先、砕けた四つ葉、開いた弧光街の扉――。 予備校教師の主人公は7つ年下のいとこ、如月颯沙の家庭教師もしていた。 ある晩、颯沙が古いオルガンを鳴らしていると、二人は不思議な光に包まれる。 気がつくと、主人公は異世界のアルシオという田舎町にいた。 ここでは彼ら『渡り人』は処刑されてしまうという。 主人公は颯沙を見つけ、無事『今』に帰れるのか・・・・。 そして、颯沙との・・・・想いの溝は埋まるのか・・・・


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